2026年1月 vol.290
2026年01月09日
明けましておめでとうございます。2026年の新春を迎えるにあたり心よりお慶び申し上げます。
本年は干支でいうところの「午(うま)」にあたり、さらに十干と十干支が重なる60年に一度の「丙午」であります。古くから馬は速く駆け抜け跳ねるなど躍動・成功・強運を連想させる身近な動物として親しまれてきました。振り返りますと60年前の丙午は、いざなぎ景気の起点となった縁起の良い年とも言われておりますので、2026年も炎と行動力が重なりエネルギーに満ち溢れる飛躍の年になることを祈ります。
さて、昨年は、世界中がトランプ関税に翻弄された一年となりました。国内では金利のある世界がいよいよ本格化しましたが、インフレの抑制には至らず、物価高や米騒動が国民生活に大きな影響を与えた一年でもありました。また、憲政史上初となる女性総理の誕生は新しい時代の到来を予感させる出来事でしたが、その一方では、台湾有事を巡る発言など波乱含みの師走となりました。
不動産業界においては、地価高騰や投機目的の転売の影響により住宅問題が表面化するなど、政府や自治体も実態の解明に動き出しました。加えて、建築費高騰の影響は深刻で、民間投資にとどまらず再開発などの公共事業さえ見直しを迫られる有り様です。
年明け早々社会に目を向けますと、世界に衝撃が走ったのが米国によるベネズエイラ大統領の拘束です。しかし、地政学的リスクの高まりをよそに日経平均株価は1400円を超える上昇で大発会を終えています。マグロの初セリでは史上最高値となる5億円の大台を記録するなど、幸先の良い話題も多く聞こえてきます。一方、物価高の根本原因とも言える円安の是正が喫緊の課題とされる中、政策金利は1995年ぶりの高水準になると想定されており、それぞれの資産ポジションにより懐具合も悲喜交々となりそうです。特に昨今の株高と不動産高騰による資産効果で富裕層には更なる追い風となる可能性もあり、富の集中による格差拡大も懸念されます。物価高騰と金利高が不動産市場にどのような影響を与えるのか引き続き注視が必要ですが、そのポイントになるのが賃金の上昇と言えます。本年は物価上昇率が昨年を下回るとの見方もあり、実質賃金上昇が消費マインドを押し上げ、不動産市況を活性化させる鍵となりそうです。
ここで少しだけ当社についてもお話しておきたいと思います。昨年は、新築共同住宅の企画供給により、入居あっせんと管理面において既存物件も含めた相乗効果を得ることができました。一方で、ここ数年続く物価高の影響により新規物件の賃料設定にも無理が生じはじめ、空室対策には更なる工夫が求められています。非住宅部門では、複数の店舗や事業所の誘致に成功した他、進行中の計画がいよいよ具体化し、年頭より大規模開発やクリニックの開業、ロードサイド店舗の計画などに携わる機会を頂いております。
近年の不動産業界は、投機目的によるゲーム感覚での新規参入者も目立ちます。こうした状況下において、当社がこれまで賃貸から管理、売買など幅広い事業を展開してきたことで、豊富な経験と知識、人脈などが他社との差別化となり競争力を高めていると考えます。その総合的ノウハウの蓄積が時代の変化の中においても高く評価されているものと自負しております。もちろん、現状に満足することなく市場から課された課題をしっかり認識し、時代の変化にもスピード感をもって挑みます。そして、従来型の一人に依存する足し算の経営から、一人一人の仕事の領域を広げる掛け算の経営へ移行しながら、仕事の質量を高め人間力も磨いて参ります。
また、関連会社においてはホテル事業参入への布石となる貸別荘事業にも着手し、更には宅建業の申請を済ませました。これには、より以上に当社との緊密な連携を図りながら相乗効果を得る狙いがあります。
本年も、Mission2026を軸に社員一丸となって皆様の良きアドバイザーとしてワンストップのサービスを心がけて参りますので、変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い致します。
結びとなりますが、2026年が皆様にとって幸多き年となりますことを祈念致しまして、新年の挨拶とさせて頂きます。
Mission2026
明確な目的意識のもと、独創的発想と向上心を養い、新たな可能性を模索し、合理的行動と真剣徹底の精神で挑戦を続け成功に導くこと。
