2020年12月 vol.229

2020年12月10日

2020年も残すところ1ヶ月を切りました。今年を一言で表すとするならば、新型コロナウィルスに翻弄された一年と言えます。前向きに考えれば、ステイホームの時代だからこそ小さな喜びや小さな幸せを感じる機会も多かったのではないでしょうか。

 

さて、恒例となりましたが、そんな一年を皆様と一緒に振り返ってみたいと思います。令和初の新年を迎えた1月は比較的平穏に過ぎた気が致します。しかし、1月中旬に武漢から帰国した邦人男性が国内初の新型コロナウィルス陽性患者と発表されて以降、2月にはクルーズ船ダイアモンドプリンセス内でも感染者が確認され、港に接岸できないまま横浜港沖で停泊。この時点では感染症に関する知識不足から連日飛び込んでくる報道に半信半疑で過ごしました。しかし、刻々と状況も変化し、その対応に追われる政府からも緊迫感が伝わり始めました。また、東京ディズニーリゾートや大阪USJが休園を決めるなど各方面の営業自粛も相次ぎ、3月には世界各国で新型コロナによる多くの感染者・死者が報告され、自粛やロックダウンなどが現実のものとなったのです。

国内では東京オリンピックの1年延期が決定され、経済では日経平均株価が大幅な下落を示すなど、経済への影響が深刻化し始めました。4月には緊急事態宣言が発動され、あらゆる日常に変化が表れ始め、更に、国内のプロスポーツ開催の延期やセンバツ高校野球の中止を余儀なくされるなど、その影響は各方面に及びました。5月、新たな日常を取り戻すべく緊急事態宣言が解除されましたが、一方で夏の甲子園の中止が決まるなどの混乱も続きました。6月はスーパーコンピューター富岳が計算速度を競う分野において世界一の称号を得ました。その成果とも言えるでしょうか、最近では飛沫のシミュレーションなど、その存在価値を知る機会も増えました。

上半期を編集して感じたことは、ほとんどがコロナ関連のニュースであったことです。明るい話題が少なかったのもコロナの影響により社会活動自体が制限されたからに違いありません。

 

気を取り直してと行きたいところですが、7月には梅雨前線の影響により豪雨が九州地方を襲い多くの犠牲者と被害をもたらしました。一方で明るいニュースでは将棋の藤井聡太7段が棋聖位を獲得し最年少記録を塗り替えました。コロナで露出度を増した小池東京都知事の圧勝による再選もこのころです。病気療養中の競泳池江璃花子選手のレース復帰は8月のこと。その前向きな姿は多くの国民に勇気と感動を与えてくれました。同じ8月、安倍首相が連続在位期間を更新した矢先に持病の悪化を理由に突然の辞任を表明。そのあとを引き継ぎ9月には菅新政権が誕生しました。10月には東証でシステム障害が発生し、全銘柄の取引が終日停止するという前代未聞の事態が発生。このころになると記憶に新しいことも多くなります。そして、Gooトラベルに東京発着が加わり、全国の観光地にも賑わいが戻り始めました。その喜びもつかの間、奇しくも政府肝入りの施策が感染拡大の一因となったことは否定できません。11月、二度目の投票となった大阪都構想は僅差で反対票が賛成票を上回り松井大阪市長は任期限りでの政界引退を表明しました。海の向こうアメリカではバイデン氏が次期アメリカ大統領として選出されました。そして、ここにきて株価が29年ぶりの高値を更新して以来、実体経済をしり目に株高が続いております。

暗いニュースが目立った今年ですが、編集中に小惑星探査機はやぶさ2号の帰還が報じられ、早くも今後の調査結果が期待されております。更に嬉しい話題として、はやぶさ2号の開発には県内の企業の技術も寄与しているとのことで大変誇らしく思うところです。

 

残り20日間でどのようなドラマが待っているでしょうか?イギリスではコロナワクチンの接種が始まり、日本でも年度内での供給開始の期待が高まりつつあります。来年はコロナの終息とともに東京オリンピックの開催、そして経済の回復を願いたいものです。

末筆となりましたが、皆様からの今年一年間のご愛顧に心より感謝申し上げます。