2012年11月 vol.133

2012年11月10日

 かねてからご案内の通り、当社は11月1日をもちまして社名を「マックスホーム株式会社」に改めました。この節目を迎え10年間の重みを大変感慨深い思いで回想しております。


 当日は、ブランド誕生10周年と社名変更を記念しまして、経済アナリストの森永卓郎氏をお招きし電力ホールにて記念講演を開催致しました。おかげ様をもちまして、大盛会のもと新たなスタートを切ることができました。これもひとえに皆様のおかげと心より感謝申し上げます。また、多くのご厚情を頂きましたことを胸に、更なる飛躍のため精進して参る所存でございます。どうぞ、新生マックスホームにこれまで以上のご愛顧を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
 

 さて、その森永先生ですが、演題は「国際経済情勢と日本経済の行方」でした。このコラムに引用させてもらおうと思っておりましたが、ユーモアあふれるお話に、会場も私も興奮してしまい、あっと言う間に講演が終了。核心がどこだったのかも思い出せません。確か、森永先生は来年がデフレの底とおっしゃっていたような、いないような・・・。こんな無責任なレポートですみません。それはともかく、会場をあとにする多くのお客様の笑顔が大変印象的でした。きっと皆様にご満足頂けた証拠とも言えます。
 

 ここで、ちょっとだけ舞台裏の話をさせて頂きたいと思います。この講演の趣旨は、震災復興の一助となることです。私どもも多くの方々のご支援のもと、以前のような日常を取り戻すことができたわけで、その御恩を社会にお返ししたいと考えたことがきっかけです。当初からチャリティーコンサートを想定し、会場は大きい方が良いと思い定員1000人の電力ホールを予約したのは春先のことです。ところが、アーティストの選定や呼びかけに奔走したものの、予算もあり電力ホールを満席にできるようなアーティストが浮上してきません。震災から一年以上も経過していたその時点においてはチャリティー自体の鮮度も薄れつつありました。きっかけは、ワタミの会長渡邉美樹氏の講演でした。同ホールに観客として訪れた際に、あらためて会場の大きさを痛感。思い悩んでいた矢先、日曜の朝に目に飛び込んできたのが、森永先生がレギュラーを務める「がっちりマンデー」でした。「この人だ!!彼なら人を集められる。」と直感的にそう思いました。
 

 趣旨はあくまでも震災復興の一助となること。体裁を考えれば会場を満席にしたい。有料か無料か、ギリギリまで悩んだ末に下した決断は入場無料でした。多くの方をご招待し喜んでもらいながら、趣旨から反れないように考えました。結論は簡単なこと。後援企業を集い、その不足分は当社が自腹を切るということです。商工会議所や金融機関は、前例がないということで賛同を得ることはできませんでしたが、取引先数社にお声掛けしたところ、どの企業も快く引き受けて下さいました。次に集めた寄付金の用途についてです。聞くところでは、赤十字に寄付しても必要なところに向けられるかもわかりませんし、自治体に持ち込んでも使途に困っている様子です。おまけに、寄付は歓迎するが持って来いと言わんばかりの態度でした。
 

 そこで、青年会議所時代の先輩であり、今も親交が深いY氏に相談を持ちかけました。偶然にも彼は「JETOみやぎ」というNPO法人の理事を務めておられ、協力を得ることができました。同団体は、東日本大震災により両親を亡くした孤児を支援する目的で設立された非営利団体です。感銘を受けたのは、単なる一過性の支援ではなく、子供たちが成人するまで責任をもって支援するという理念に基づく気の遠くなるようなプロジェクトであることです。会場での募金の呼びかけにも多くの観客の方々が応じて下さいました。そして、何よりも嬉しかったことは、観客としてご来場頂いた協賛企業の方から、翌日にJETOみやぎに協力したい旨の連絡が入ったことです。ここではその詳細に触れることはできませんが、実現すれば長期に安定した資金を確保することが可能となります。思いも寄らず、私どもの発想でこのような支援の輪が広がったことは大変意味深いものとなりました。ところで、当社の役割ですが、JETOみやぎをはじめ震災復興のための基金に講演会の入場者数×1,000円を寄付することになっております。