2012年10月 vol.132

2012年10月10日

 秋風が心地よい季節となりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。


 当社は、来る11月1日をもちまして、「マックスホーム株式会社」として生まれ変わることになりました。前回もご案内の通り、当日は経済アナリストの森永卓郎氏をお招きして記念講演を開催する予定です。多くの皆様のご来場をお待ち致しております。
 

 また、この機会に「気宇壮大」を一冊の本にまとめる計画が既に始まっております。当時を振り返り、あらためて10年の歳月の重さを実感しております。
 

 さて、今回は以前読んだ本からの引用になりますが、皆様はジェームズ・ストックデールという方をご存知でしょうか。後にアメリカのミサイル駆逐艦ストックデールの名前にも由来することになる海軍の中将です。
 時はベトナム戦争の最中。ストックデール氏が搭乗したスカイホークが攻撃を受け墜落し、戦争捕虜として8年にもわたる過酷な生活を送った実話です。ストックデール氏は、その間、20回にもわたる拷問にも耐え、あらゆる作戦を用い、捕虜の責任者として多くの捕虜を救ったと言われる人物であります。そのストックデール氏にある経済学者がインタビューした際の一節を紹介することにします。

 そこで、結末がどうなるか分からない本人はどのようにして苦境に対処したのでしょうか。


「私は結末について確信を失うことはなかった。ここから出られるだけでなく、最後に必ず勝利を収めて、この経験を人生の決定的な出来事にし、あれほど貴重な体験はなかったと言えるようにする。」 耐えられなかったのはどういう兵士だったかの問いに対しては、「楽観主義者」と答えています。「クリスマスまでにここを出られると考える人たちだ。クリスマスが近づき終わる。そうすると、復活祭までは出られると考える。そして復活祭が近づき終わる。次は感謝祭、そして次はクリスマス。失望が重なり死んでゆく。」
 

 日常の社会生活に置き換えても共通する点が多くあると思います。仕事に例えて言えば、目的の設定と実践継続です。あまりにも楽観的では、根拠なき期待や理念なき目標設定により、それが達成できなければすぐに挫折してしまう結果となります。仮に偶然の結果が続いたとしても、それを自身の実力と過信してしまい、のちに思わぬ判断ミスをしたりするものです。そして、その失望感は極めて大きなものとなるはずです。一方、ストックデール氏のような思考は、目的を達成することを確信し、その達成のために日々の行動計画を立て、実践継続することになります。基本がブレなければ、たとえ時代が変化しようと、形勢が不利になろうとも戦略を変えながら目的を達成するための行動を怠らないのです。それにより生み出された結果こそが、必然的な成果であり評価に値するものとなります。最後にストックデール氏は、「これは極めて重要な教訓だ。最後に必ず勝つという確信、これを失ってはいけない。だがこの確信と、それがどんなものであれ、自分が置かれている現実の中でもっとも厳しい事実を直視する規律とを混同してはいけない」と語ったそうです。
 

 当社は10年という節目の年を迎え、企業としてのスタイルが徐々に確立されつつあると思います。これまで以上に社員が会社理念の理解を深め、価値観を共有し目的意識をもって日々業務に取り組むことを徹底して参りたいと存じます。